医心館の口コミ・評判は?ReHOPEとの比較もあわせて解説
2024.12.02 2025.01.15
医心館とは、医療依存度の高い方を受け入れ、看護・介護を提供する医療施設型ホスピスのことです。数あるホスピスの中で、医心館を選択肢に入れている方もいるかもしれません。
しかし、実際に医心館を利用した方の意見を参考にしたい方も多いでしょう。
今回は、医心館についての良い口コミ・悪い口コミをピックアップして紹介します。また今回は、医心館との比較対象となる施設として「ReHOPE」を取り上げ、それぞれの特徴やケア体制、サポート内容や入居条件の違いについて触れているので、どの施設を利用すべきか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
【この記事のポイント】
- 医心館には、外観や内装、雰囲気や対応面に関する良い口コミが多い
- 良い口コミがある一方で、対応のばらつきといった視点での悪い口コミもある
- 医心館とReHOPEには施設としての特徴やケアの内容、入居条件などさまざまな違いがある
医心館を利用した方からの良い口コミ
まずは、医心館を利用した方が感じた前向きな意見からみていきましょう。
外観・内装が魅力的だと感じた
外観がとても独特の雰囲気の建物で、最初見た時、高齢者の方だと抵抗感があるかも?と心配したんですが、実際に中を見てみると、外観とは違って本当に高級感あふれるステキな内装でした。
特に、ホテルのような趣さえ感じられるスペースが魅力的で、ずっとここにいたい!と心のなかで思ってしまったくらい。お部屋も単身者用の18から21平米あるものだけでなく、二人用の居室や二人用の更に高級なお部屋も選べたりと、費用と相談して自由に選べる点がとてもいいと思います。
2人部屋は35平米ある広くて快適なものも選べるのが特徴かな。電動ベッド等必要な装備もすでに設置されていてレンタルの必要もなく、この辺りも嬉しいポイントでした。引用:介護のほんね|医心館 横浜都筑の口コミ・評判
外観や内装に対して、満足感を得ていることがわかる口コミです。ホスピスは大切な家族が過ごす場所であるため、魅力的な外観や内装が満足感につながっていることがわかります。
安心できる雰囲気がある
話し相手がたくさんいて良いし、老人ホームのスタッフが話を親身に聞いて相談してくれるので安心。
1人住まいだった生活が一変して、毎日誰ともしゃべらなかった日々が毎日おしゃべりを楽しむ生活になった。認知症予防にも良いと感じている。引用:ホスピスの友|医心館横浜中山の口コミ・評判・レビュー
スタッフがしっかり話を聞いてくれることに対し、利用者本人が安心できているとわかる口コミです。誰かと会話することで認知症予防になるとも感じているようで、入居に対して前向きな気持ちを抱いていることがわかります。
家族との最期に向き合ってくれた
先日、こちらの施設で父を看取りました。入所してから約4ヶ月、看護師さん、介護士さん、事務員さん、全ての方に感謝しかありません。
家から近い施設であり、また、24時間いつでも面会に行けるため、早朝、深夜に伺ったにもかかわらず、嫌な顔一つせず、対応していただきました。
痛い時には痛み止め、痰が絡んだら直ぐ吸引、床ずれしないようにこまめに体勢を変えてくれ、部屋が乾燥しない様、頭元に濡れタオルを掛けていただく等、当たり前の対応かもしれませんが、家族は安心して一日いちにちを過ごすことが出来ました。
私は身内を施設にお願いすることが初めてで、いろいろ施設に対して質問やお願いを口うるさく言ったにもかかわらず、嫌な顔せず、一つひとつ解決していただけました。
最後に、父を無事、荼毘に付すことが出来ました。
本当にありがとうございました。引用:Google口コミ
入居されていた家族の最期に、しっかり向き合ってくれたことに感謝している口コミです。施設への距離や面会時間に加え、スタッフの対応も含めて高い満足感が得られていることが伝わってきます。
医心館を利用した方からの悪い口コミ
良い口コミが多い一方、残念ながら医心館に対してネガティブな意見を持っている方もいます。
スタッフの対応に不安を感じた
経営者がかわりとても冷たいスタッフがふえた。いいスタッフもいるのに。きっとまた辞めていくんだろなー、親父大丈夫かなー?引用:Google口コミ
スタッフの対応について、疑問を感じていることがわかる口コミです。大切な家族が入居するうえで、対応のばらつきがあるだけでも不安を感じてしまうかもしれません。
家族が亡くなった後の対応に疑問がある
亡くなって在宅医と連絡が取れなくて5時間待たされて、在宅医じゃない医者が来た。説明もなく。あり得ない。引用:Google口コミ
家族が亡くなった後の対応について、怒りを感じている口コミです。長時間待たされ、かつなんの説明もないことに対して憤っていることがわかります。
医心館とReHOPEを比較
医心館がどのような施設なのか、口コミだけでは判断しかねるという方も多いでしょう。ここでは医心館について、以下の視点から同じくホスピス事業を行うReHOPEと比較してみます。
- 施設としての特徴
- ケア体制
- 医療サポート
- 生活支援
- 入居条件
なお、医心館と他のホスピス事業者との比較についての詳細は別記事「医心館はやばいのか?他のホスピス事業者との徹底比較」をあわせてご確認ください。
施設としての特徴
医心館は在宅型療養施設および在宅型ホスピスとして、退院後の療養生活に不安を抱える方や、医療依存度が高く受け入れ先を見つけにくい方を支援しています。障害を持つ方や要介護認定を受けていない若年層など、対象が幅広いのも特徴です。
ReHOPEは、がん末期や神経難病などの医療依存度が高い方に特化したホスピス型住宅です。17症例の神経難病患者を受け入れた実績があり、看護師と介護士の協力による24時間365日体制でのサポート体制を構築しています。
ケア体制
看護師が24時間365日常駐し、安心・安全なケアを提供しているのが医心館の特徴です。医療依存度の高い方を積極的に受け入れ、夜間も看護師1名と複数の介護職員が対応する体制を整え、きめ細かなサポートを実現しています。
ReHOPEも同様に、医療依存度の高い方へのケアを24時間365日体制で行っています。訪問看護・介護事業所を併設することで、入居者の体調やニーズに応じた柔軟なサービスを提供できる施設です。
医療サポート
医心館では、入居前に担当していた主治医による訪問診療を続けることが可能です。もし主治医がいない場合は、施設側が適切な在宅医療の医師を紹介してくれます。また、急な体調の変化にも迅速に対応できる体制が整っているため、安心して暮らせる環境です。
一方、ReHOPEでは「医療という土台」をもとにした暮らしの充実を重視しています。看護師と介護士が密に連携し、入居者の身体の変化を見据えたケアプランを提案することで、最後までその人らしい生活を支えることが可能です。
生活支援
医心館は、費用負担を抑えた低価格なホテルコストプランを提供し、入居者の経済的な負担に配慮しているのが特徴です。また、入居者がケアマネジャーとの関係を維持できる体制を整え、スムーズな生活環境への移行を支援しています。
一方、ReHOPEでは、入居者の「やりたい」という想いを尊重し、形にするためのサポートを積極的に行っている施設です。さらに、プライバシーを重視した空間を整え、施設としての安心感と自宅のような快適さが共存する環境を構築しています。
入居条件
医心館は、自立された方から要支援1〜2、要介護1〜5の認定を受けた方まで、幅広い層の方を受け入れています。特に、医療依存度が高く、24時間365日の看護体制が必要な方であれば、要介護認定を受けていない若年の方でも入居が可能です。また、認知症の方や生活保護を受給されている方の入居も相談できます。
一方、ReHOPEは特定の疾病や難病指定を受けた方が入居対象です。がん末期やALSなどの神経難病を患っている方など、医療依存度の高い方へのケアに特化しています。なお、入居年齢に関しても、相談可能です。
まとめ
今回は、医心館についての良い口コミ・悪い口コミをそれぞれまとめました。
施設の外観や内装、施設の雰囲気や家族への向き合い方に対する満足の声が多く挙がっています。一方で、スタッフの対応におけるばらつきについて、不満の声もいくつか挙がっていました。
実際に医心館を利用する際は、参考情報として口コミもみておくと良いかもしれません。
また今回は、医心館の特徴やケア体制、サポート内容や入居条件などをReHOPEと比較しています。ホスピスは日本各地に数多く点在しているので、本記事で紹介した内容を参考に、どの施設を利用すべきか慎重に検討してください。
ホスピス施設で対応疾患数が多いランキング
対応疾患
末期の悪性腫瘍(がん)/重症筋無力症/スモン/筋萎縮性側索硬化症(ALS)/脊髄小脳変性症/ハンチントン病/進行性筋ジストロフィー症/プリオン病/パーキンソン病関連疾患/進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、及びパーキンソン病(ホーエン・ヤールの重症度分類がステージ3以上であって生活機能障害度がII度又はIII度のもの/多系統萎縮症/線条体黒質変性症、オリーブ橋小脳萎縮症及びシャイ・ドレーガー症候群/亜急性硬化性全脳炎/ライソゾーム病/副腎白質ジストロフィー/脊髄性筋萎縮症/球脊髄性筋萎縮症/慢性炎症性脱髄性多発神経炎/後天性免疫不全症候群/頚髄損傷/人工呼吸器を使用している状態/気管カニューレを挿入している方など
※実際の対応可能な疾患は施設によって異なるため、施設に直接お問い合わせください。
FAQ
医心館を利用した方はどんな感想を抱いているの?
魅力的な内装や外観、安心できる雰囲気や家族への向き合い方に関する満足の声が多く挙がっています。
ただし、施設によってはスタッフの対応にばらつきがあるようです。
詳しくは記事内「医心館を利用した方からの良い口コミ」「医心館を利用した方からの悪い口コミ」をご覧ください。
医心館とReHOPEの違いは?
幅広い入居条件を提供する医心館は、24時間の看護体制が必要な場合、要介護認定を受けていない若年層でも入居が認められています。
一方、ReHOPEではがん末期やALSなど神経難病に焦点を当て、高度な医療依存が求められる方々へのケアに特化している施設です。
どちらも医療依存度の高い方を受け入れるという共通点を持ちながら、提供するケアの専門性や対象範囲に違いが見られます。
詳しくは記事内「医心館とReHOPEを比較」をご覧ください。